Artists of the exhibition are
Roberto Uribe Castro
Bruno Hadjih
Hiroyuki Kobayashi
Gaby Kutz
Grit Ruland
Rie Tanji
Wie-yi T. Lauw
Natalia Wehler
世界は両極端に満ち、社会は二極化している。壊滅的な状況においては、人々、環境、社会への被害を最小限に抑えることが最優先されるべきである。しかし、実際の状況はしばしば泥沼化し、歴史的な重荷を背負い、利害の対立や意見に支配されている。コミュニケーションはしばしば困難であり、現在の世界的危機がそれを物語っている。
アーティストとして、私たちは致命的な事故や悲劇、大惨事にも直面し、芸術作品の中で自分の態度や疑問に取り組み、社会文化の当事者でもある。このような緊張の中で、芸術は把握することが難しいものを可視化することができるのだろうか？異なる背景や場所から来た私たちは、共同展とデジタル付随プログラムによって、自分自身と他者のための新しい展望のための空間を開きます。
参加アーティストは皆、大災害や重大な出来事、悲劇を扱うテーマに長い間取り組んできた。出展グループは、展覧会という共通の関心によって定義されるだけでなく、グループ内や関心を持つ第三者との間で、自身の作品について長期的な芸術的／実質的な交流を可能にしたいと考えている。交流は中心的な要素であり、ネットワークは有機的に成長するものである。
（Natalia Wehler）
出品作品
TOHOKU Landscape
2011年に東日本大震災が起こり東北地方は甚大な被害を受けました。さらに私が生まれ育った福島県は海沿いに原子力発電所があり、津波の影響でメルトダウンを起こしました。その1年後の福島の風景を撮影したものからドローイングを描いています。そして、今回の「Redraw Tragedy」の展示に合わせ、震災から10年、最初のシリーズから9年経った2021年の福島の風景を撮影したシリーズを加えました。人々が生活をする風景の中に放射能測定器は佇んでいます。
Exhibition view
